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純潔のマリア 1 (アフタヌーンKC)
純潔のマリア 1 (アフタヌーンKC) (JUGEMレビュー »)
石川 雅之
『天使と教会と百年戦争に、魔女は(処女だけど。)ケンカを売った。』←帯より引用

説得力と深みのあるファンタジー。時代考証からなる世界観が素晴らしくて、引き込まれる事請け合い!
ゆんるい(私的にツボ)ギャグパートも色々と考えさせられるシリアスパートも素敵。言葉選び&遊びがその独特のノリに拍車をかけていて、更に引き込まれる事請け合い!

なんて語りつつ…ぶっちゃけ通信兵とマリアのあれこれがストライク通り越してターキー。二人の今後に大期待…!

アルテミス(使い魔白フクロウ♀)ぬいぐるみ付き限定版も発売中。
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注意一秒妄想一生

アルスト片割れ結原の呟き場兼妄想書き殴り場。
基本FFCC置き場(MOTHER2、他FFも有)で、今は純潔のマリアにもお熱?
ログはリンク先の本家(アルストロメリア)に収納中。
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全部、君だった!
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    ずっと昔から憧れてた&ひそこそ利用させて貰っていた、
    MOTHERシリーズのサーチさんに登録して頂けて、
    訪問して下さる方が劇的に増えて…
    拍手も沢山頂けて、ほんとに嬉しい限りですvV

    …だというのに、拍手お礼はFFCC無印しか用意出来てなくて…
    申し訳ない!この感謝を形にしなくちゃ!
    という気持ちのままに書いたらこんなの出来ました。
    …それこそ、もっと短くして、
    ほんとは拍手お礼頁用に回すつもりだったんですけれど、
    …み、短くまとめられなかった、のでした……orz



    そんなこんなな、MOTHER2ネスポラ小話です。
    読んでやろうじゃまいか、という方は続きからどうぞv








     流れ星にかける願い事、それはいつも同じ事だった。
     ――早く、早く、探し出せますように。



     これまでずっと、何事もなく僕の日々は過ぎていた。
     頼れるパパは出張ばかりだけれど、
     それでも家計は安定してた訳じゃなかった。
     ママはちょっとどころかかなり楽天家だけれど、
     それでもしっかり家を回してた。
     トレーシーはしっかり者だけれど、少し甘えん坊でもあった。
     僕はそんな家族に囲まれて、極々平凡な日々を過ごしていたと思う。

     特別勉強が出来る訳でもなかったし、
     特別スポーツが得意な訳でもなかった。
     でもだからって、赤点なんて取った事も無かったし、
     居残りや課外授業を言い渡される程運動が出来ない訳でもなかった。
     僕は学校でもそんな風に、極々平凡な日々を過ごしていたと思う。

     でもどこかで、そう、どこかで、僕はずっと探してた。
     それが何かも分からないまま、ずっとずっと探してた。

     ――うんと小さい頃、パパから貰った誕生日プレゼント。
     僕の大好きな野球選手が
     ホームランを打とうとしている瞬間の写真を使った、
     数えるのも面倒な位のピースを使ったパズル。
     それは今も僕の部屋の壁に飾ってある。
     一つだけ、…そうたった一つだけ、ピースが欠けたままに。

     不良品だったのか、
     最初からそのピースが無かったのかは分からない。
    (全部数えるなんて、本当に面倒な数だったし)
    (面倒だと考える前に、僕は夢中でピースを当て嵌めていったし)
     パズルを作っていく最中に、
     誤って僕が失くしてしまったのかも分からない。
    (部屋中が、そのパズルのピースに埋め尽くされんばかりだったんだ)
    (ほんとはそんなに多くなかったのかもしれないけれど、
     僕にはそう思えるぐらい嬉しいプレゼントだったんだ)

     そうして、そのパズルは今も欠けたまま。
     僕はそれを今でもずっと、探し続けている。
     数回しか見た事のない流れ星、
     その貴重なチャンスに僕はいつも同じ事を願ってた。
     早く、早く、探し出せますようにって。
     …そんな些細な、どうでもいい事を切実に願ってしまうぐらいに、
     僕は日々を平凡に暮らしてた。
     …そんな些細な、どうでもいい事を気にかけてしまうぐらいに、
     僕の心のどこかにはぽっかりと大きな穴が空いていた。

     だからきっと、そのピースを探し出せたとしても、
     僕はずっとずっと探し続けるんだろう。
     ――その、僕にも分からない何かを。



     裏山に落ちた隕石、それを見に行く途中で、流れ星が瞬いた。
     僕はまた、同じ事を願った。
     裏山に落ちた隕石、その騒動が治まると共に、
     僕の平凡な日常は過ぎ去って、非常識な非日常が訪れた。

     そうして僕は、彼女に出会ったんだ。
     一目会ったその時、僕は彼女の瞳の中に星を見た。
     願いを叶えてくれると言われる貴い流れ星より、
     暖かくて優しくて眩しい光を、見つけたんだ。

     そうして彼女と手を取り合った時、彼女を助け出せた時。
    「助けてくれてありがとう」
     そうして微笑む君の瞳の中に、僕は答えを見つけたんだ。

    「――それは、僕の台詞だよ」

     小さく呟いた僕の言葉は、感激に震える君の耳には入らなかった。
     同じように感激に震えていた僕の身体から溢れた言葉だから、
     その声も情けなく震えていたから、
     君に届かなくて良かったとも思う。



    「ありがとう」

     小屋を出る前に、どうしても堪え切れずに零れ落ちた僕の言葉を、
     今度はしっかり拾い上げて。
     それはさっき私が言った台詞でしょうと、
     君はまたくすくすと微笑った。



     彼女と二人でツーソンへと帰る道すがら、僕は考えた。
     ――次に流れ星が見つかったら、何を願おう?
     ずっとずっと同じ事ばかりだったから、中々思いつかないや。

    (ずっとずっと探していたパズルのピースは、
     もうこの手の中にあるのだから)








    僕に足りなかったもの。

    僕が探していたもの。

    僕の求めていたもの。



    ――それは全部、

    だった!


    (パズルに欠けていたのは、何よりも大切なピース)

    (君がいてくれなければ、
    僕というパズルはどうあっても完成しないんだ)









    「あらあら、どうしちゃったの〜ネスちゃん?」
    「何でもないよ、…母さん」
     部屋の隅でぼーっとしていた俺に、ママ…じゃなかった、
     母さんが声をかけてきた。
     ふざけてネスちゃんなんて呼ぶから、俺も昔の事を考えてたから…
     ついつい、ママなんて呼びそうになった事は秘密にしておく。

    「あら、それって……」

     目敏い母さんは、俺が摘み上げた紙片を指差して微笑う。
    「小さい頃、ずっとずっと、それこそしぶとくねちっこく、
     ネスが探してたピースじゃないの!」
     良かったわねー、やっと見つかって!
     これは幸先良いスタートねと、母さんはからから笑った。
     そんなの分かり切っているよと、俺はちょっと斜に構えて笑った。

    (だって俺は、もう、ずっと昔に――)

     そう、今ではもう遠い昔の話なんだ。
     彼女の中に、求めていた全てを見出したのは。
     けれど、これから全てが始まるとも言えるんだ。
     愛しい伴侶を得て、二十数年を過ごしたこの部屋を出て、
     そして俺は、新しい道を歩み出すんだ。
     …母さんには悪いけど、
     この道の先に何が待っているかなんて、疾うの昔に分かってる。

     新居に移す為の荷物をまとめる俺の耳に、
     こんこん、という控え目なノックの音が飛び込んできた。
     支度は済んだ?と、彼女が柔らかく呼びかけてくる。



     扉からひょこりと顔を出して、そうして微笑む彼女の瞳の中に、
     俺の幸せが、…これからの俺達の幸せが、今も尚輝き続けている。




    END  






    感謝の気持ち=有難うとキャラに言わせる、なんて、
    いつも通りの安易な発想から出来たものでもあります。
    それと同時に、Pollyanna書いたからにはこっちもね!
    という気持ちもありまして……
    All That I Needed (Was You)をイメージしてたりもします。
    【ニコニコ動画】MOTHERサウンドトラック-All That I Needed (Was You)-(歌詞・和訳ver)
    うp主さんの和訳も、コメント欄でのとんでも和訳も大好きです!
    (とんでもですが、的を射てもいるしユーモラスでもあるし…)
    (でも、そのとんでも和訳への批判コメが…ARASHIっぽくて
     ヤだなぁ…/というか批判的コメは基本苦手です、
     こっちまで気分悪くなるYOどうか胸に秘めておいてほしいYO)
    (議論する為の場ならともかく…ニコ動は楽しんで見たいなvV)

    日本人ですもの、古き良き日本語も新しくて面白い現代語?も…
    …とまれ、日本語大好き!なゆいばらでありますが、
    英語の許容力の深さ広さも大好きであったりします<OMAE
    Iという一人称は、
    それこそ僕でも私でも俺でもわっち(!)でもあるけれど、
    ボーイソプラノ=少年、というイメージがこびりついちゃってるので、
    ニンテン&ネスが歌っていると思えて仕方ないんだ、
    寧ろアナ&ポーラへのラブソングにしか思えないんだ!
    そして逆にPollyannaが、
    アナ&ポーラからニンテン&ネスへの歌に思えて仕方ないんだ!
    …それが、CPもの大好きなゆいばらの基本思考です。

    ……ちょこっと、1(ニンアナ)と3(ダスクマ)verも
    思いついているので…いつか、形に出来たら良いな(*´∀`*) <またか


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    | 小話/MOTHER2 | 22:38 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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