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純潔のマリア 1 (アフタヌーンKC)
純潔のマリア 1 (アフタヌーンKC) (JUGEMレビュー »)
石川 雅之
『天使と教会と百年戦争に、魔女は(処女だけど。)ケンカを売った。』←帯より引用

説得力と深みのあるファンタジー。時代考証からなる世界観が素晴らしくて、引き込まれる事請け合い!
ゆんるい(私的にツボ)ギャグパートも色々と考えさせられるシリアスパートも素敵。言葉選び&遊びがその独特のノリに拍車をかけていて、更に引き込まれる事請け合い!

なんて語りつつ…ぶっちゃけ通信兵とマリアのあれこれがストライク通り越してターキー。二人の今後に大期待…!

アルテミス(使い魔白フクロウ♀)ぬいぐるみ付き限定版も発売中。
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注意一秒妄想一生

アルスト片割れ結原の呟き場兼妄想書き殴り場。
基本FFCC置き場(MOTHER2、他FFも有)で、今は純潔のマリアにもお熱?
ログはリンク先の本家(アルストロメリア)に収納中。
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CP祭番外編&御礼編
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    番外というか、御礼というか、何というか。
    取り敢えずそんな感じの、FFCC無印CP関連小話です。
    以降増えるかも。すぐ消えるかも?
    (あろしゃ♀、つのくる、べあしょの3点は確実増えます<御礼)
    09/03>>すっぴん♂×らくんてーる♀ up!

    読んでやろうじゃまいか、という方は続きからどうぞvV






    すっぴん♂(農家)×らくんてーる♀(農家)   
    いがいが(商人)×あおきし(商人)   







    幼馴染





    「いつつつつ……」
     職業病だと、仕方の無い事だと彼は言ったけれど、
     …痛いものは痛いのです。
     今日も一日、農家の娘としての仕事を無事に終えた少女は、
     皆の集まる居間の机に突っ伏して、とんとんと腰を叩いていました。
     両親はからからと、けれどとても嬉しそうに、笑っています。
     あーやらうーやら、呻きながら腰を叩く妹の姿を、
     兄もまた笑いました。
    「なんだ、あのちび坊主にでもしてやられたか?」
     けれどそれは、見守るような両親の微笑みとは違い、
     ニシシシ、とどことなく上品ではないものでしたけれど。
     その兄の言葉を、彼の意図した通りには受け止め切れず、
     妹はきょとりと瞳を瞬かせました。
    「何でそこで、そういう話になるの?」
     何それ分っかんないよ、と唇を尖らせる妹に、
     兄はまた、分からなければいいんだってと品なく笑いました。



    「――わああっ!?」
    「あっ、おい!?」
     お兄ちゃんが言ってたの、どういう意味なんだろ?
     にやにやしちゃってさ、…気分悪いの!
     …などと、考え事をしていたのが、悪かったのでしょう。
     品種改良を行ったまんまるコーン…ちょっととんがってるので、
     もしこのまま世に定着したなら恐らく、とんガリコーンとでも
     呼ばれるのかもしれないそれ…は、
     いつもの高さよりも、軒並み空に近い位置に実っていました。
     それだけ、そうでもして実を守らなければいけないだけ、
     甘みを含んだ良質なものかもしれませんし、
     改良によって引き起こされた、ただの変異なのかもしれません。
     詳しくは分かりませんでしたが、何はなくともそれを採るには、
     にじいろぶどうやしましまりんごのように、
     いちいち脚立に乗って作業をしなければなりませんでした。
     そうして手に入れたコーンは、果物と比にならない位重いもので、
     十数個をまとめて背中の籠に放り込む事も出来ず、
     籠を使う事さえままならず、腕に掴める数本毎にいちいち、
     脚立の上り下りをしなければいけませんでした。
     その単調でいて面倒で、尚且つ体力を奪われる仕事の最中、
     逃避のように行っていた考え事は、
     彼女から集中力をも奪ってしまったのでしょう。
     ぐらり、と、脚立の上で、彼女の身体が大きく傾ぎました!

    「――い、おい、大丈夫か!」
     遠くから、ぺちぺちと何かを叩く音と、
     起きろ、と呼びかける声がします。
     音と共に、まるで夢から…唐突にではなく、
     ゆったりと夢と現実の境を自覚しながら…覚めていく時のように、
     徐々に自分の意識が浮かび上がっていく気がするのは、
     それが頬を叩く…身体に痛覚を感覚を齎す…ものだからでしょう。
     あれおかしいな、お母さんだったら問答無用のラケット一発なのに?
     等とぼぉっと考える余裕があるだけ、…状況把握は出来ていませんが、
     頭を打って、どこそこをおかしくしてはいなかったのでしょう。
    「んん、…あと五分」
     眠くはなかった筈なのに、眠っていた訳ではなかったというのに、
     むにゃむにゃと目をこすりながら呟いた少女の言葉に、
     返るものは、呆れではありませんでした。
    「ほんとに、大丈夫か…?どこも、痛くないか?」
     ぎゅっと抱き締められる、けれど慣れない感覚に、
     ばちっと大きく瞳を見開いた少女の、その視界の真ん中で。
     青い青い、瘴気に覆われても美しい空の青を閉じ込めたような、
     透き通るガラス玉が二対、揺れていました。
    (……きれい)
     無意識に伸ばした手はしかし、それに届く事無く、遮られました。
     自分よりも小さな、けれど自分よりも逞しいその手が、
     少女の手をぎゅっと包み込んでいました。
     その片方の手は、背中側から、少女の腰に回されています。
     種族特性上仕方の無いことなのですけれど、
     短くて、少女の腰の半ばまでしか届いていないのですけれど、
     その腰をしっかりと支える事は出来ていないのですけれど。
     それでもそれは力強くて、頼りないどころかとっても頼れる、
     そう、まるで――
    「……ちびっこ戦隊リルティーン?」
    「……僕がクラヴァットに見える?」
     はあ、と深い溜息を吐いた彼は漸く、彼女の意識の中で、
     彼女がよく知る彼と、等号で結ばれました。
     小さい頃から…元々彼は今でも自分より小さいのですが…共に育った
     幼馴染が、そこで呆れ返っていました。
     ほんとに痛い所無いんだね?と、呆れながらも、
     それでも心配気に訊ねる声は、先刻までの切羽詰ったものとは違って、
     とても穏やかなものでした。

    「…………ちょっと、腰が、痛いかも」

     呆然と、度々襲い来る波から目を逸らして、
     問いかけられるままに我が身を振り返りそう呟くと。
     ごめん、支えきれなかったからね、と、
     彼は苦笑いを浮かべました。
     スライディングキャッチは辛いものがあったよ、
     間に合ったのか間に合わなかったのか微妙だったから、
     ちょっと腰を打ち付けちゃったのかもね、と。

     きっと彼は、そうして、彼女の身を守ろうとしてくれたのでしょう。
     そうして、気を失った彼女の半身を起こして、
     …けれど無体に揺さぶりはせずに、安否を気遣って、
     声をかけてくれていたのでしょう。
     彼女を、抱き締めたままに。



     無言で机に突っ伏す娘に、その並々ならない気配に、
     両親は何事かと声をかける事すら躊躇ってしまいました。
     器が大きいのか、そういうものに鈍いのか、
     …まぁ恐らくは後者なのでしょうが、
     ただ兄だけは変わらずに、そんな妹に声をかけました。
    「なんだよなんだよ、今日はズイブン静かだなぁ」
     声をかけられた少女は、いつものあの明るさ朗らかさはどこへやら、
     ゆっくり静かに頭を持ち上げて、これまた静かに応えました。
    「……腰がね、痛いの」
     そして再び机に突っ伏す姿には、だから放っておいて、と、
     言葉にせずとも誰もがそう受け止めてくれるであろう程の勢いが
     ついてましたが、…それでもやはり、兄は言葉を続けました。
    「なんだなんだ、あのちび坊主にでもしてやられたか?」
     それは確かつい先日にも、少女に投げかけられた言葉でした。
     両親達でさえも、記憶に刻まれていたものです。
     そっとしておいてやればいいのに、と、
     ボキャブラリが無いにも程がある、と溜息を吐く両親の目に、
     呆ける娘の姿が飛び込んできました。
     先程までまた机に突っ伏していた筈なのに、
     どうしてその顔が見えるのでしょう?
     そしてどうして、
     その顔が、見る間に忽ちに、赤く染まっていくのでしょう…?

    「――――あの玉葱坊主、ぶち殺してやらぁあああああああ!!!」

     妹を傷物にしよってからに!と飛び出していく兄を息子を、
     両親もそしてその妹も、引き止める事は出来ませんでした。
     きずものってなに?と、少女は呆然と呟いて、
     きずもの、という事を考えようとしたのですが、
     ――彼女の脳裏を、幾度も幾度も過ぎっていくのは。

     あの青い青い、瞳の色と(とっても綺麗な)
     あの力強い、腕と手と(とっても頼りになる)
     あの聞き慣れない言葉遣いと(とっても違和感のある)
     あの時の、裏切られた、と感じた不可思議な衝撃と、
     あの時の、身体中に心臓があるかのような、
     不可思議な胸の高鳴りばかり、…なのでした。

    (――見知らぬ、『男の』人、みたいだった)






    <<すっぴん♂(農家)×らくんてーる♀(農家)>>
    らくんちゃんはまんま出来たけれど、すっぴん君が豹変しちゃった、かな…?
    いつもは僕とか私が一人称で、敬語でor丁寧に話す人が、
    切羽詰った時&真剣な時に一人称や口調が変わるのが、何となく好きです。
    (あ、怒った時機嫌悪い時にガラ悪くなるとか、そういうのとは別で/それは逆に苦手です;)
    切羽詰ってもどこまでも丁寧な子も好きです(コイソ君ですね!よろしくおねがいしまぁあa(ry))

    投票して&リクエストして下さった方、本当に有難うございました!vV
    カップルっぽい…に、でき、ませんでした、が……orz(くっついてないものね!)
    でもこう、幼馴染カプ話の鉄壁っぽい、自覚編なのでこう、その、…ね!<OMAE
    たくさんのお礼の気持ちは込めたつもりですので、…少しでも汲み取って頂けますと、幸いです。

    ……兄が言わんとする所の、腰が痛いっていうのは、ええ、その、ね。
    まあ、その、ね。夜の運動的な。ね!(セクハラ発言ー!)








    君の口の悪さには閉口しますよ




     良くもまあ、それだけ並べられるものです。
     俺の繊細な心は今、硝子みたいに儚く砕ける寸前だというのに。
     青年の言葉は、まさしく慇懃無礼。
     深読みするまでもなく端々に、
     その兜から天へと突き出た無数の毬も斯くやという程の棘が、
     隠れる素振りも無くひょこりと顔を出している。
     そんな青年の言葉に動じる事も無く、少女はふん、と鼻を鳴らした。
     閉口だと?
     キャラバン隊を見つけた魔物のように、
     阿呆みたいに勢いづいてるぞ。
     …矛盾しているだろう。
     少女の言葉は、まさしく無遠慮。
     裏も表も無く言葉はするりと転び出て、
     その大きな帽子に覆い隠された表情まで伝えようとばかりに、
     直裁で何の飾り気も無い。

     目の前の村民…所謂、彼らにとっての神様…を差し置いて、
     二人だけの世界を作り出し始めた彼らに、
     救いの手という名の横槍も合いの手も、一切入れずに。
     数人の神様達は、そっとその場から離れていった。
     皆が皆、本当の神様なら兎も角、
     何の変哲も無い一村民でありただの客でしかないのだから、
     犬も食わないそんなものを味わうような、
     無我の境地には至れないのだ。

     そうこうして、二人が気付いた時には店先の人影は無く。
     二人はまた、後日の諍いの種を蒔く。

     商売人は愛想が命だと言ったのは、どこの誰だ?
     その兜をどうにかしろ。
     どこからどう見ても棘々しい。
     だから客が寄り付かないんだ。
     君の帽子こそ、どうにかならないのでしょうか?
     顔も見えない輩が仕入れたものを、信用出来るとお思いですか?
     答えは否しかあり得ませんよ。
     私に愛想など求められても困る。
     私は何かと顔に出る。
     だから、この方が良い。
     こんな話はもういい、私はお前の兜の話をしている。
     そんな事はありませんよ、君の仏頂面には定評があります。
     君は可愛らしさが売りのリルティなんですから、
     顔を見せないのは勿体無い…珍しい売り物の一つにもなりましょう。
     俺はユークなんですから、この兜は如何ともし難いのですよ。
     君の方が、俺の兜よりも余程建設的な処置が可能だと思います。
     仏頂面のどこに可愛らしさがある?
     どこまでも憎たらしい奴だ。
     それに、とんでもなく聞き分けも悪い。
     私は、どうにかしろと言っている。
     …賢いユークとは思えんな。
     お褒め頂き光栄ですよ。
     その勘違いはもう聞き飽きた。

     今日もどこかの村の一角で、喧々囂々と、言い争いは続く。





    <<いがいが(商人)×あおきし(商人)>>
    番外というか、ええその、お前の記憶力どうなってんだYOな小話です…
    書きかけのこれを見つけて、そうだいがあおまだ書いて無かったっけね〜と
    思ってしまった私の脳味噌はどうかしてる疲れてる。
    書きかけのまま放置したのは、なべせみ喧嘩ップルと被ってるからだったのに…orz
    (そして軌道修正したのを本編として上げたのにそれを忘れてるとか)
    私の脳味噌はほんとどうかしてるFFCCのCPに愛が滾り過ぎてる<
    でも一番どうかしてるのは、流れも関係性もほぼ変わらないのに、書いたからには
    勿体無いがねと番外編とかのたまってうpしちゃう図太い根性だと思う本気で!


    | 小話/FFCC | 01:01 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
    メアレラさん、今日和もしくは今晩和!
    またおいで頂けて&コメント残して頂けて、嬉しいですvV
    (そして只今2周目の塔におりますので、その、お教え頂けた台詞=3周目まであとちょっとで…!<わっ忘れていた訳ではないんですよ〜っ(>д<;))

    わっわっ、変な取り合わせ(笑)ばかりですのに、CP祭全てお読み下さったのですか…!これまた嬉しい〜(*´v`*)vV
    短いながらもまとまったかな〜、と、自分でもくろまさんとしろちゃんのお話は珍しく気に入ってたりしたので、好いて頂けたのなら幸せです…!
    むぞ君とおうるさんは、…その、最初に書きたいな〜!と強く思ったカプの片割れ(も1個はべあ君としょーとちゃん<一番最初に更新した子達です)なので、最後のデザートを最初から予定しておりまして…<途中で力尽きない為の保険とも言う
    でも、もう暫くしたらお目見え出来ると思いますので…また気が向かれましたら、足を運んで頂けますと幸いです!

    コメント有難うございました、…こちらこそ勝手ながら、またの御来訪お待ちしております(*´v`*)
    | ゆいばら | 2009/06/04 9:47 PM |

    こんばんは、時々来ているメアレラです。
    CP祭は全て既存の作品は読みました。
    私はクラヴァットの男子とのなかでは、むぞうさとおうるねっくの話が、これからよみたいなと思いました。
    ユーク男子とクラヴァット女子のしろずきんの話は何度も何度も読んで素敵だと思いました。
    勝手ですが、これからもFFCC関連の読み物を読ませて下さい。
    私はゆいばらさんの書いたFFCCの二次創作をよみたいです。
    必ずまたお邪魔します。
    | メアレラ | 2009/06/02 4:27 PM |










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