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純潔のマリア 1 (アフタヌーンKC)
純潔のマリア 1 (アフタヌーンKC) (JUGEMレビュー »)
石川 雅之
『天使と教会と百年戦争に、魔女は(処女だけど。)ケンカを売った。』←帯より引用

説得力と深みのあるファンタジー。時代考証からなる世界観が素晴らしくて、引き込まれる事請け合い!
ゆんるい(私的にツボ)ギャグパートも色々と考えさせられるシリアスパートも素敵。言葉選び&遊びがその独特のノリに拍車をかけていて、更に引き込まれる事請け合い!

なんて語りつつ…ぶっちゃけ通信兵とマリアのあれこれがストライク通り越してターキー。二人の今後に大期待…!

アルテミス(使い魔白フクロウ♀)ぬいぐるみ付き限定版も発売中。
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注意一秒妄想一生

アルスト片割れ結原の呟き場兼妄想書き殴り場。
基本FFCC置き場(MOTHER2、他FFも有)で、今は純潔のマリアにもお熱?
ログはリンク先の本家(アルストロメリア)に収納中。
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You're(my)Princess.
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    単品で読めない=シュリンカの続きだけれど、続きとは言わない方が良いのかも知れない姉弟話です。
    (シュリンカのテイストを守る的な意味で)
    ここまでおぼろげに考えていたけれど、余りにもな流れに全私ならぬ私だけが泣いた。
    まあ、致し方なし(だってRoFだから)(基本持ち上げてから落とすRoFだから)(RoFだって勿論大好きなんですけれども、あのギャグとシリアスの対比は、時折面食らう事もあり…)

    どことなく可笑しな丁寧口調なのは、ギャグで突き進もうとしていた名残りであります御注意。
    プラトニックラブでもあんまりこう、姉弟とかそういうのは…という方も御注意下さい(大層な表現は一切無いと思いますが、嫌悪感じられる方もいらっしゃるやもという事で念の為)

    長らく言い訳綴ってしまいましたが、読んでやろうじゃまいか、という方は続きからどうぞvV




    「だから、なんでだ?」

     癖のある大地色の髪を揺らして笑っております少年には、極めて不思議そうに問いかけますセルキーの友人が納得して下さる答えが、返せませんでした。
     隣で呆けております麦穂色した髪の少女も、その意識は先刻の衝撃によってどこかに飛び立ちましたまま未だ帰ってくれませんようで、同じく答えを返せませんでした。
     そもそも呪いは食べ物じゃないよと、少年が苦笑交じりにそう教えましても、彼は納得して下さいませんでした。



     ぎぃにゅあー(略)と。
     悲鳴らしき何らかの波長を、けれども実際には空気を震わせませんでしたその思考を、彼が幸運にも感じ取れましたのは、きっと。
     その発信源が、半身とも言えます双子の姉であったからでしょう。

     そうして少年が駆けつけました…ただ胸を走ります嫌な予感に従うままに、走って走って、辿り着きました…先で、不幸にもその緑色の瞳に飛び込できましたのは。
     その双子の姉の唇を塞いでおります、赤髪の友人の姿でありました。
    (親族の、その、そういう場面は、誰にとっても、恐らく極力、…見たくないもの、でありましょう?)

     そうして全てを…床に散らばっております御伽噺の絵本から、姉と友人の御様子から、正しい式と解答を…悟りました少年は、深い深い溜息を一つ、肺から搾り出すような勢いで、零しました。
    (もしも、少年の片割れの…未だに瞳が四次元を見つめております少女の…意識が、はっきりとしておりましたら。
     何で、こういう時ばっかり鋭いのよユーリィってば!と、怒りのソプラノを二割ほど、呆れのアルトを四割ほど含ませました、それでも愛らしくよく通りますメゾソプラノを、零して下さいましたでしょう)
     そこで彼に気付きましたセルキーの少年は、その問いの、鈍いようでいて鋭く避け難い矛先を、少女から彼へと切り替えました。
     曰く、ぎぃにy(ry)とはどういう事なのか、呪いは何故食べれなかったのか、との事です。
     その問いかけに苦笑しますも、少年は静かに答えました。
     そもそも呪いは食べ物じゃないよと、食べて無くせるものじゃないんだよと、そう静かに答えました。
     けれどもセルキーの友人は、その少年の応えに、いっかな納得しては下さいません。
     それもそうでしょう、…少年の答えは、気もそぞろで少しの本心も含まれません、虚ろなものでありましたから。
     勘や第六感と言われますような本能で、相手の心ごと言葉を受け止めますような彼には、少しの理解も得られませんものでしょう。
     そんな彼の疑問は少しも晴れていませんのに、それを知っていましたのに、少年はもう、答えを返そうとはしませんでした。



     少年は、そもそも少女の身を苛んでおります得体の知れません症状を、『呪い』ではない、とは口にしませんでした。
     仲間であり友でもあり師でもありますユークの学者は、その症状に対しまして、何らかの見解と理論からなる仮定を組み立てておられる御様子。
     けれども少年には、彼の語って下さる見解や理論の節々で響きます特殊としか思えません言葉も理解出来ませんし、その末に語られます仮定そのものも理解出来ません。
     ですから、彼がその症状を『呪い』だと思いますのは、そのような検証や考論からなりますような、歴としたものでは無いのです。
     けれども、そうして教えて頂きました知識のその端々から、薄らと感じられます事も、少々あるのでした。
     それは、歴としたものではありませんが、そうして得ました彼なりの見解と理論と…そうして世の学者が最後に求めますところの、結論を導きます閃きを、彼なりに補いました末の…第六感から、弾き出されました答えなのです。

     クリスタルへ想いを込めます正しい願い方、その清き力の導き方、つまりはクリスタルのまったき使い方から、自分達が…恐らくは自分が…逸れてしまっているのでしょう。
     正しい使い方に至ります為の正しい姿勢、それを得ます為の正しい心根。
     そこから外れてしまいました自分という存在そのものが、彼女にとってのノロイのようなものなのだと、彼はそう思っています。
     それは、あの嵐の日に訪れました、招かれざる客への夥しい程に募っております憎悪を消せませぬ心奥の叫びの発露であり、…今までの時を共に過ごしてきました半身への、憐れな程に募っております愛慕の発露なのだと、思っておりますのでした。

     彼にとって、半身たる少女は、その表現の通りに双子の姉でありますと同時に、自分に残されました唯一の肉親であり、友でもあり、…そして大事な、大事な女の子でもありました。
     彼にとっての彼女は、オヒメサマそのもの、なのでした。
     …口煩くありましても、それは全て自分を慮ってのものと心の奥底では分かっておりましたし、お転婆でありましても、だからこそ共に村を森を野原を大地を駆けてゆけましたので、彼は寧ろ喜んでおりました。
     御伽噺の絵本の中、ただただ静かに眠り続けておりますようなお姫様達と少しも似ておりませんでも、それでも彼にとって、彼女は間違いなく、オヒメサマなのでした。

     けれども彼は、どれだけそう願いましてもどれだけたくさんの力を尽くしましても、そんな彼女の王子様にはなれません。
     そもそも、なってはいけないのです。
     もしも二人が結ばれたとしまして、果たしてその先に待っています未来が、幸せなものになりますでしょうか?
     どの御伽噺の世界に、血の繋がった弟であります王子様と結ばれましたお姫様が居ると言うのでしょう?

     彼女は彼にとって、唯一人のオヒメサマでありました。
     そんな彼女が、一生涯、唯一人の王子様に出会えませんように、と。
     その歩む道を助けてくれる筈の半身…御伽噺に準えますなら、小人や魔女や妖精のような存在…から、そんなノロイをかけられております、可哀想なオヒメサマなのでした。



     ――数分の沈黙の後でした。
     興味を失いかけていました、セルキーの少年の耳に届きました彼の声は、とてもとても悲しげなものでした。

    「呪いは、唯一つ、愛によって解けるものなんじゃないかな?」

     そうしてクラヴァットの少年は、穏やかに微笑いました。
     調和を重んじる彼らが往々に浮かべますその笑顔は、静かでいて温かでいて、優しくもありました。
     それでいて、隠し様もありません、絶望のような諦めに彩られても、おりました。






    (君は僕のお姫様です。)
    (僕は君を愛しています、
    それでも君の王子様にはなれません。)

    (そうして僕の愛は、
    君を蝕む呪いになるのでしょう。)


    <<ユーリィ→チェリンカ>>
    私がお姫様だと思っているんですよ→チェリンカ
    弟もナッシュもアルもぬっころミースもテテオ様もハウス王様も
    両親もチャッピーも好きですが、一等がチェリンカなだけですよ。
    ユーリィに私が乗り移ってるだけですよ=可哀想なのは寧ろユーリィなんですよ。
    …御伽噺はでも、うん、揶揄的に近親相○的なものもあると思っています。

    ギャグ要素が足りない!と、変口調語りで道化師的可笑しさを出そうとして失敗。
    でもこれはこれで味があるかなとも思うので、シュリンカちょっと修正してくる。
    回りくどくて読む気を失う(と自分でも思う)口調ですが、まあそれはそれで←

    ナッシュverとユーリィver、両方の〆考えてますので…いつか、書けたらいい。


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    | 小話/FFCC | 00:52 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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