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純潔のマリア 1 (アフタヌーンKC)
純潔のマリア 1 (アフタヌーンKC) (JUGEMレビュー »)
石川 雅之
『天使と教会と百年戦争に、魔女は(処女だけど。)ケンカを売った。』←帯より引用

説得力と深みのあるファンタジー。時代考証からなる世界観が素晴らしくて、引き込まれる事請け合い!
ゆんるい(私的にツボ)ギャグパートも色々と考えさせられるシリアスパートも素敵。言葉選び&遊びがその独特のノリに拍車をかけていて、更に引き込まれる事請け合い!

なんて語りつつ…ぶっちゃけ通信兵とマリアのあれこれがストライク通り越してターキー。二人の今後に大期待…!

アルテミス(使い魔白フクロウ♀)ぬいぐるみ付き限定版も発売中。
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注意一秒妄想一生

アルスト片割れ結原の呟き場兼妄想書き殴り場。
基本FFCC置き場(MOTHER2、他FFも有)で、今は純潔のマリアにもお熱?
ログはリンク先の本家(アルストロメリア)に収納中。
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連なる命の音色を辿り、
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    いきなりMOTHER2です(と、と、唐突過ぎませんか…!)
    リプレイしてたら熱がぐんぐん上がっちゃっても〜う(*´∀`*)なのです。
    (無い胸張って言い訳ですか!)(開き直りの方が正しいのでは…?)

    SEMさんで零した妄想の加筆修正verです。
    2000文字以内(日記規定)で頑張ってまとめるのも楽しいのだけれど、
    泣く泣く削ったちまちま部分を元に戻したくもあった、ので…す……orz



    読んでやろうじゃまいか、という方は続きからどうぞv











     燃え滾る血よりも熱い、マグマに抱かれた山。
     太古より世界を見つめ続ける石が教えてくれた、僕の為の最後の場所。
     意気込んで勇み足な僕を嘲笑うように、
     僕の背中で黄色いリュックが、グッズの重さに悲鳴を上げた。
     目の前のプレゼントボックスの中身なんてもう入りません、と、
     訴えるように。



    「駄目よ、これはあなたが持つべきだわ」

     咎めるような言葉と共に突きつけられた小さな石は、
     少年が少女へ手渡したものだった。
     プレゼントボックスの中身を手に入れる為に仕方無しに、
     黄色いリュックの中から溢れんばかりのグッズを整理していた折。
     持っていて、と何の気無しに渡したそれ。
     元より整理が終われば返して貰うつもりで、
     つまりはほんの少しの間のつもりだった。
    (大体ここは、人心地つけるような場所でもないのだから)
     ――なのに何故、こんなにも強く、咎められなければいけないのか。
     込み上げてきた理不尽な憤りは、
     少年の喉に詰まり、唇を介し音となり、空気を震わせることは無かった。
     ……心なしか、愛らしい少女の顔が強張っている。
     けれどそれを差し出すその手はあくまで優しく、
     掌の中のその存在を、慈しんでいるかのようでもあった。
     矛盾する彼女の表情と所作に、怒りよりも先に疑問が立ってしまう。
     口にする事は無かった、
     けれど少年の瞳は口よりも雄弁に少女へと問いを投げかけていて。
     それに気付いたのだろう少女が、くすりと微笑う。
     言葉にならない声に応えるように。
    「ここに記憶されている音達は、あなただけの為のものよ」
     少女の視線の先にあるその手は矢張り、
     愛おしむようにその石を撫でていた。
     もうちょっとだけ持っていてもいいかしら、と唐突に、
     先刻の戒めを翻して。

    「でも、この音の連なりは、一体何なのかしら?」

     これまた唐突な問いかけを零してから、
     少女はそれを握り締めたまま手を組んだ。
     その両の手を額に当て、意識を集中するような素振りを見せてから、
     苦笑を浮かべる。
    「やっぱり、私じゃ駄目ね。
     あなたの為のものだもの。
     あなたが持った時にだけ、私達にも聴こえるんだわ」
     苦笑から一転、ふわりと微笑んで、
     はい、と少女はその石を少年の手に委ねた。

    「だってこれは、あなたの旋律なのだから」

     だから、ね、あなたが持っていなくちゃ、と。
     まるで全てを悟っているかのような少女のその柔らかい笑みは、
     少年にとって、何故かとても眩しく見えた。





     ――その時感じた胸の高鳴りを、思い出したんだ。
     彼女の微笑みにつられるように、とくんと力強く脈打った胸の音を。
     手渡された、僕の掌中に戻ってきた小さな石から響く鼓動と、
     僕の胸の裡から響く鼓動とが、重なった音を。





    「良かった、ずっと気を失っていたのよ?」

     全ての僕の場所を取り戻した僕は、マジカントに旅立って。
     そして今、帰って来た。
     それを知らない皆はずっと、僕の身を案じてくれていた。
     だから彼女は呟いて、泣き崩れるように僕の身体にもたれかかる。
     とくん、とくんと脈打つ音が、震える彼女の裡から響いている。
     それが深く、深く、僕の耳に胸に身体に心に、伝わってきた。

     ――ああ、そうか。

     思い出す音。
     僕の裡から、手渡された石を握る掌から、重なり響きあったあの鼓動。
     点された小さな理解の灯火が、彼女のあの笑みを浮かび上がらせる。
     零れた小さな、謎かけのような問いと共に。



     彼女の問うた音の連なりとは、旋律とは一体、何を指していたのだろう?



     空気振るわせる振動が、音だと言うのなら。
     物体に伝わっていく振動が、音だと言うのなら。
     僕のこの腕の中で震える彼女の鼓動、彼女の命、
     ……それは絶え間無い音の連なりとも言えるのではないだろうか。
     彼女にも伝わっているのだろう、僕の鼓動、僕の命、
     ……それは絶え間無い音の連なりとも言えるのではないだろうか。



     今の今迄忘れていた旋律、あれは幼い僕の命に触れていた音。
     記憶されていった旋律、あれは幼い僕の命と共にあった音。
     僕の鼓動に刻まれた、優しい音の連なり。
     懐かしい子守唄。



     ――ああ、そうか。
     彼女の厳しい諌めはきっと、あの優しい手はきっと、
     僕の為のものだったんだ。
    (目の前の、僕を忘れた僕と、
     ……掌の中の、僕に忘れられた僕に向けられた)

     ――ああ、そうか。
     あの石はきっと、僕が忘れていた猖夕身瓩侶臺劼世辰燭鵑澄
    (いつのまにか、信じることを忘れてしまった今の僕じゃない、
     ……いつかの、僕だったんだ)







    連なるの音色を辿り、

    そして僕は、僕と再び出会う。







    (全てを悟った少年の中に、石はそっと溶けていく)

    (そして、少年の中に眠っていた力は目覚めた)



    END  





    音の石=ネス、という可笑しなイメージが抜けない、妄想話でした。
    だ、だって、ネスしか持てませんし、マジカント後には消えてしまうし…
    ネスの中に眠っていた力=ネス自身…なイメージなのです(・v・;)
    お守り、なイメージもあったりです(力授けて無くなっちゃうとこが、
    お守りの供養みたいで…って妄想逞し過ぎるね!(´・∀・)b)
    いえでも、そもそも、時系列狂ってる小話なのですけれど、も…ね…orz
    (音の石が消えて眠っていた力が目覚めるのは、
    マジカントの最後=意識取り戻す前、ですか、ら…)

    これの言い訳?説明付加?な妄想も、いずれ形にしたいなと…
    妄想が溢れて止まらない(*´▽`*)<反省の色皆無

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    | 小話/MOTHER2 | 18:17 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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