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純潔のマリア 1 (アフタヌーンKC)
純潔のマリア 1 (アフタヌーンKC) (JUGEMレビュー »)
石川 雅之
『天使と教会と百年戦争に、魔女は(処女だけど。)ケンカを売った。』←帯より引用

説得力と深みのあるファンタジー。時代考証からなる世界観が素晴らしくて、引き込まれる事請け合い!
ゆんるい(私的にツボ)ギャグパートも色々と考えさせられるシリアスパートも素敵。言葉選び&遊びがその独特のノリに拍車をかけていて、更に引き込まれる事請け合い!

なんて語りつつ…ぶっちゃけ通信兵とマリアのあれこれがストライク通り越してターキー。二人の今後に大期待…!

アルテミス(使い魔白フクロウ♀)ぬいぐるみ付き限定版も発売中。
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注意一秒妄想一生

アルスト片割れ結原の呟き場兼妄想書き殴り場。
基本FFCC置き場(MOTHER2、他FFも有)で、今は純潔のマリアにもお熱?
ログはリンク先の本家(アルストロメリア)に収納中。
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僕だけの輝く星。
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     懲りずにMOTHER2妄想、そしてやっぱりネスポラです。
     これまた同じく、SEMさんで零した妄想でした。
     MOTHER2再録はこれで全部…か、な?
     もちょっと妄想あるので、いつかどこかで形に出来たらいいなぁ…
    (でもそれもネスポラなんだZE☆d(・∀・`)<えええ)




     読んでやろうじゃまいか、という方は続きからどうぞvV







     ホーランドさんは、
     冒険家なんていう職業と呼ぶべきか分からないような職業をしていて、
     他の大人とは少しどころかかなり違って、…言うなれば変な人だ。
     でもとっても、良い人だって事も、――僕は知ってる。

     時計が無くても大まかな時間を知る方法、
     方位磁石が無くても大まかな方角を知る方法、
     ライターもマッチも無い場合の火の起こし方。
     …色々な事を学ぶ為にある筈の学校や、
     猊當稔瓩梁膺傭は教えてくれないような面白い事を、
     他ならぬ彼が教えてくれた。
     そうしてただ、面白がって得た技術が知識が、
     あの時の僕を支えてくれていた。
     学校で先生達から習うどんな教科より、
     大人達がそう努めなさいと諭すどんな勉学より、
     ずっと僕を助けてくれていた。
    (ちゃんとした家という形を持つ場所で眠れなかった事なんて、
     あの時は数え切れない程あって)
    (凶暴になってしまった動物達を避ける為に、火を起こして、
     もしもの場合の寝ずの番だって交代交代で行っていたし)
    (時間を方角を見失いかけてしまうことなんて、いくらでもあった)
    (でもそんな時いつも、ホーランドさんの言葉を思い出していたんだ)



     ――でもそれも、今では昔の話。
     僕達はもういつでも、
     温かいベッドの中で柔らかい眠りにつくことが出来る。
    (見えない何かに神経を尖らせる事も無く、
     寝ずの番をしている仲間に悪いと思う事も無く)

     僕と彼女はお互いの両親公認の友達で(そう、…まだ友達で)、
     町も近いからいつでも会える。
    (遠い所にいるけれど、願えばすぐに駆け付けて来てくれるだろう…
     もしくは僕達が駆け付けて行くだろう、無二の親友達もいる)

     ホーランドさんの技術や知識が無くても生きていける平穏な日々に、
     戻って来れたんだ。



    「遅くなっちゃったわね、早く帰りましょう?」
     僕と彼女はヌスット広場で、特に何の目的も無く、
     ぶらぶらと買い物をしてた。
     いつの間にか日は暮れかけて、
     気の早い星達が幾つか輝き出している。
     そんな事にも気付いていなかった僕に、
     くすくすと彼女は微笑って、手を差し出した。
     ほんとは男である僕がしなくちゃいけない事だったのかもしれない、
     そうやって彼女をエスコートしなくちゃいけなかったのかもしれない。
     けれど僕は自然に、その手を握り返していた。
     それを恥ずかしくも疎ましくも思わなかった、
     何だか当たり前のような気がしてた。

     ちらりと視界の片隅で、一際眩く輝いた星がひとつ。
     ――ああ、えっと、何て言ったっけ?
     あれは確かホーランドさんに、一番最初に教えてもらった星だ。
     暫くずっと探してなかったから、何だか思い出せないや。
     夜空に瞬き、どの季節でもけして消えることの無いその星は、
     真っ暗闇の中でも道を示してくれる。
     北天に煌き、どの時間でもけして動くことの無いその星は、
     そうして僕達を導いてくれる。
     あの時は、夜になればいつも最初に、あの星を探してた。
     方角を知る為に、次に向かう場所への指針を得る為に。

     ああ、何だったろう、あの星の名前は――

    「…そうだね、帰ろうかポーラ」
     胸のもやもやは、一時的に心の隅に置いのけて。
     急かされてはいなかったのだけれども、
     胸の蟠りを晴らすよりも先に、握った掌の温かさに応えを返す。
     そうして零れた言葉こそ、その掌の温もりこそ、
     胸の痞えをすっと溶かしてくれた。

     お得意のテレパスで僕の心を薄ら察したらしい、
     にこりと微笑うその顔が、…ちょっとだけ憎らしい。



     そうだ、そうだった。
     いつもいつだって、燦然と夜空に輝く、
     あの星の名前は――ポーラスター。



    (探さなくなったんじゃない、僕はきっと手に入れていたんだ)
    (気付かなかっただけで、ずっと前から、…そして今も)
    (皆にとってじゃない、僕だけの導きの手、それはきっと――)

    (――私にとってそれはあなただわ、ネス)

     空に瞬く、皆を導く北天の星を見つめる僕の心に、
     彼女の静かなテレパスが響いてきた。

     空に輝き恒久の孤独を生きる、誰もかもの導きの手ではなく。
     大地踏みしめ僕と共に生きる、僕だけの愛しい導きの手の声が。



     ――繋いだままの掌に、ほんの少しだけ力を込めて、
     僕はそれに応えた。










    は、僕だけの輝く

    僕の隣で瞬き続ける、その光を標に。
    その光をこの手で守り、その光をこの胸に抱いて、――僕は生きていく。






    END  






     北極星はポーラスターではなく、
     ポラリスが一般的だろうと思いつつも突っ走る。
     だって、ポーラの名前の由来じゃないかなぁと思うんですもの…
    (そもそも、ポーラ命名時の幼稚園名ですしね)

     最愛キャラだから&ヒロインだからという欲目を差し置いても、
     彼女はMOTHER2内の導き手的ポジだと思っています。
     物語が加速して行くのは彼女のテレパスからですし、
     最終戦闘に一条の光明を齎すのは彼女ですし…!
     …という私的思想と私の彼女への愛が、
     ネスに乗り移っちゃいましたあちゃー(*´▽`*)<反省の色皆無



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    | 小話/MOTHER2 | 22:07 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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